九条守れ 週刊ニュース No.940 2024年1月18日(木)
いまの社会を、憲法通りにつくり変えよう

上脇博之さん(兵庫県憲法会議)に聞く
 「自民党はこれまで『政治とカネ』の問題が起きても議員陣の責任にし、党として対応してきませんでした。 “刷新本部”を造っても自浄能力はありません。不正の温床となっている政治資金パーティは禁止し、癒着の元凶となっている企業・団体献金を禁止すべきです。また政党助成金と小選挙区制を廃止しないと本当の政治改革にはなりません」と述べています。
 1/14現在のマスコミ報道では、検察は大幹部逮捕からは手を引くような状況です。多くの対話活動で政治腐敗一掃へ頑張りましょう。


どうなる、どうする、2024年 各新聞社説より
 1月10日、1月度の兵庫憲法共同センター幹事団体会議で津川知久代表が以下を解説しました。
 
☆朝日新聞:紛争多発の時代に。減りつつあった武力紛争が2010年境に増加へ、直近では187に⇒争いの目を積む関心を忘れぬ年としたい、と書く。
『感想』国連や世界の平和を守ろうとする勢力の流れに目が向いていない、金権腐敗問題は無視。
☆毎日新聞:二つの戦争と世界/人類の危機克服に叡智を。時代情勢を国連総長が言う「人類の危機」ととらえるが、「正義」の議論では戦争は止められない、と書く。
『感想』述べていることに誤りはない、だが「人類の危機」克服の道筋が無い。
☆読売新聞:磁力と発進力を向上させたい、平和・自由・人道で新時代開け。日本は「平和と人道」の旗を掲げ、国際世論の先頭に、その役割にふさわしい特性を日本は持っている、と書く。
『感想』アレッ、読売が宗旨替えしたのか、とびっくりの論調。まさに「憲法九条路線」の維持そのものではないか。
☆日本経済新聞:分断回避に対話の努力を続けよう、北朝鮮・中国の脅威への対応を、と書く。
『感想』軍事的抑止論強化を肯定した上での話し合い「強調」では「解決力」とならない。
☆産経新聞:「内向け日本」では中国が嗤う、平和のための抑止力を、安倍政権以来の外交安保路線の推進を、と書く。
『感想』まさに2024年を「開戦夜明け」にしようとの宣言。
☆神戸新聞:少数者とひらく未来、日本でも性的少数者の尊厳に光が当たり共感が広がっている、と書く。
『感想』この問題だけで1年全体は見通せない、なぜ「政治の動き」が鈍いのかもふれるべき。
☆東京新聞:贈り物ではなく預かり物、100年後の地球をどう創造するのか、「地球(環境保存)は子孫からの預かり物」と米先住民のコトバを伝え、と書く。
『感想』新年に求められる政治のあり方への警句を読みやすく表現している。
☆しんぶん赤旗:自民党政治に終止符を打つ年に、「金権」温存拡大の30年だった、と書く。
『感想』裏金問題の本質を明らかにした、元旦らしくグローバル視点も欲しかった。



※1/19(金)「県下各地」戦争法廃止19日宣伝行動
※1/19(金)18:00「神戸大丸前」戦争法廃止19日宣伝行動


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