九条守れ 週刊ニュース No.942 2024年2月1日(木)
いまの社会を、憲法通りにつくり変えよう



2024“壊憲派”の動き・・要注意!!
 昨秋の臨時国会での憲法審査会は、衆院6回・参院3回でした。
 衆院は自民党が「2024通常国会で、緊急事態条項に関わる具体的条文の起草作業する機関設立を」と提案。公明・維新・国民が賛成、立民・共産が反対し、合意できませんでした。
 参院でも「条文起草機関」を自民が提案しましたが合意に至らずでした。
 このような状態に対し、極右壊憲派の日本会議の「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の櫻井よしこ氏は「岸田首相がやる気になって憲法改正に取り組む姿を示せば、下がっている支持率も容易に上がる」と発破かけをしました。
 これらを受けて岸田首相は1月5日の年頭記者会見で、能登半島地震で甚大な被害が出ている中で「憲法改正に向けた最大限の取り組みも必要だ」と述べました。そして自民党総裁としては「自分の任期中に改正を実現したいという思いには変わりはない」とし「今年は条文案の具体化を進め議論を加速したい」との決意を示しました。
 一方野党の維新馬場代表は「国会内外で改憲議論の先頭に立ち一日でも早く国民投票の実施へ」と新年の決意を語り、国民玉木代表も「憲法改正条文案を3月までに
 
まとめ、通常国会期末の月に発議をめざす」と語っています。
 「政治とカネ」で窮地に至っている自民党ですが、維新・国民の援護も背景に、壊憲への執念は絶やしていません。
 私たちは、物価高にたいする生活補償や能登地震被害者支援をはじめ、憲法を活かす政治への転換求めて、彼らの策動をとめるため幅広く行動しましょう。



★☆★  2月25日(日)  13:30〜
  2024兵庫県小林多喜二記念集会

 場所:神戸まちづくり会館2階ホール
 講演:濱本鶴男さん・兵庫多喜二・百合子の会会長
   『戦争とファシズムの時代
        小林多喜二はどうたたかったか』
 ギター演奏:藤本 匠さん
 参加資料代:\1000
  (連)tkj220@gmail.com

★☆★  3月9日(土)  13:30〜
 2024.3・11「メモリアル集会」〜福島を忘れない
        自主上映会

 主催:原発をなくし自然エネルギーを
       推進する兵庫の会
 場所:あすてっぷこうべセミナー1
 内容:上映
   『原発を止めた裁判長
       そして原発をとめる農家たち』
 参加費用:(\800の資料の送呈含め)\1000
  (連)078−335−3770

★☆★  3月18日(月)  18:00〜
   非核「神戸方式」決議、49周年記念のつどい

 主催:実行委員会
 後援:神戸市・神戸市教育委員会
 場所:兵庫県民会館大ホール
 記念講演:太田昌克さん・共同通信編集委員論説委員
    『国際秩序崩壊の岐路
          核と世界、そして日本』
 資料代:\1000
  (連)078−341−2818




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